犬の避妊手術

走るトイプードルさくら
「おいで」の合図で、走ってくるさくら。
ウサギみたいに前足と後ろ足を揃えてぴょんぴょんと飛んできます。
さくらは、今のところ避妊手術を行う予定はありませんが、
その理由について書きます。


犬の避妊手術とは、一般に卵巣と子宮を摘出するものです。
その目的としては、遺伝病などをもった子犬を産ませないこと、飼い主の都合で子犬を産ませないこと、病気の予防などが挙げられます。
まず、さくらは健康な犬ですので、遺伝病などの子犬が産まれる可能性は極めて低いでしょう。
子犬を産ませない方法は、飼い主がヒート中のメス犬をきちんと監督するなど、避妊手術以外にもありますので、これを理由に外科手術を施すのは、私は反対です。飼い主が知らないところで交配すると困る、などということこそ、人間のエゴだと思います。
次に、病気の予防についてですが、ここで「病気」とは、何のことを指しているのかご存知でしょうか。避妊手術をすることにより予防することができるのは、乳腺腫瘍といわれる病気です。
初回発情の前に避妊手術を受けると発症率は0.05%、2回発情を迎えてしまうと発症率は26%とされていますが、その腫瘍のうち50%以上は良性と言われています。
このような良性の確率が比較的高い腫瘍が悪性であることよりも、全身麻酔というリスクの高い状態にして避妊手術を施すことのほうが嫌なのです。
また、病気には、子宮や卵巣の病気も含まれますが、子宮や卵巣がないからその病気の予防になる、などというのは、人間の都合に過ぎないと考えています。
自然な状態で生きていて、病気が発症するのであれば、それはその生物の寿命であり、体にメスを入れてまで病気を防止し、寿命を延ばすことがはたして、犬にとって幸せなのでしょうか。単に飼い主の自己満足ではないかと思います。
これは、人間においても同様であり、脳死や尊厳死の問題でも議論されている難しい問題ではありますが…。
また、避妊手術は全身麻酔をかけた上で行う危険な手術です。人間の場合でも全身麻酔をかけて施す手術は極めて危険であり、例えば、麻酔をかけることによる偶発症として、脳出血、脳梗塞、神経麻痺、ショック、不整脈、心筋梗塞、悪性高熱、肺水腫、気管支痙攣、肺出血、肺水腫、肺塞栓などが発生する可能性があります。ひどい場合は、麻酔により死亡します。
犬の避妊手術は、乳腺腫瘍を防止するため、最初のヒートがくる前に行うのが一般的ですが、生後1歳にも満たない子犬の時期に全身麻酔をさせる気に私はとてもなれません。
また、動物は、種を次の世代へ伝えていくよう遺伝子にプログラムされていますので、新しい生命を生み出すことができる大切な器官を避妊手術により除去することにより、犬の生命力が衰えていくような気がします。
また、子宮や卵巣を失えば、ホルモンバランスが崩れて、子宮などの病気にならない一方、その他の病気になる可能性も否定できないと思います。
また、人間の判断で、犬の避妊手術をする行為そのものが、高等な生物が、下等な生物の性を管理しているようで、それに対する嫌悪感もあります。
このように、Reiなりに考えて避妊手術はしないことにしているにも関わらず、「メスだったら、避妊手術をしたほうがいいよ。長生きするし、病気もしないしね。」などと言われることがあり、うんざりすることがあります。
Reiとしては、自然に生きれば病気もするだろうし、短い寿命であることもあるだろうと思いますが、それを飼い主の都合でどうこうしようという考え方ではありません。
ただし、考え方は人それぞれですので、避妊手術を行うかどうかは、よく検討し、飼い主が決定すればいいと思っています。

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コメント

  1. naocom より:

    初めまして、
    じっくり読まさせて頂きました。
    私もまったくその通りだと思います。
    我が家にも女の子3歳 プードルがおりますが、
    これから先、避妊手術はしない予定です。
    不必要な内蔵は絶対に無いのですがからね。
    卵巣を取り除いてしまうことにより
    ホルモンバランスを崩し体調を悪くしてしまったワンを沢山見てきました。
    そして↑のドックフードの件に関しても、
    うちの子は体調を壊してしまい、
    肝臓を悪くしてしまいました。
    まったく同意見です~
    また遊びに来ますね~

  2. franc(管理人) より:

    naocomさん
    コメントありがとうございます♪
    なるほど、やはりホルモンバランスを崩すワンコが存在するのですね。人間の場合もそうですから、当然といえば、当然のことだと思います。
    獣医や知人にすすめられるまま、手術代が安いからといって、安易に避妊手術をするべきではないと考えています。
    nacomさんのブログにもご訪問させていただきますので、よろしくお願いします☆

  3. あい らぶ みに より:

    愛犬の手術をどうするか迷っていて、このサイトにたどりつきました。我が家には、3歳のパピヨンと2歳のヨーキーがいます(両方とも♀)。2,6キロ、1.6キロと小さく、乳歯も残ってます。獣医師は、抜歯と一緒に避妊手術も出来ますといってましたが、麻酔事故が心配です。けれど、サイトを見させてもらい、納得しました。ありがとうございました。

  4. franc(管理人) より:

    あい らぶ みに さん
    ご来訪+コメントありがとうございます。
    乳歯は、さくらも残っていたのですが、病院で麻酔をかけるのが心配でしたので、franc自ら毎日少しずつ歯に指で力を加えてグラグラさせて、もう取れそうだな~という段階になったら最終的にはペンチで抜いてやりました。それで犬歯には乳歯が残っていない状態です。
    獣医師は金融機関などと同じサービス業者であり、自分たちが生きていくためには、道徳的に反しない限りサービスを提供する方向で話をすることが多いと思います。そのサービスをお金を払って提供してもらうかどうかは、他のサービスと同様すべて消費者(飼い主)の判断だと考えています。医者が言うことがすべて正しいわけではありません。医者にだってわからないことはたくさんあるのですから。お互いに後悔しないよう犬との暮らしを楽しみましょう。またのご来訪をお待ちしております♪